Jira platform 新機能リリース 2025-04
「Atlassian のリリースノート」と「Atlassian Community」で Atlassian が提供している情報から新機能や注意事項、今後のリリース情報をご紹介します。
用語の定義
重要:大きな機能改善/全エンドユーザーに影響がある変更
注意:一部のユーザーに影響がある変更/制限/廃止
おすすめ:リックソフトおすすめの機能
ベータ版:試用目的でリリースされた開発中の機能
EAP(アーリーアクセスプログラム):申し込みをするとリリース前の新機能をいち早く試用できるプログラム情報
※ 本ページで紹介している情報は、お客様の環境によってはリリースされていない場合があります。
最新情報一覧
- 1 自動化のスマート値のヘルプパネルで高度な書式設定が利用可能に おすすめ
- 2 最大10,000件の課題を CSV にエクスポート おすすめ
- 3 Jira Automation に Confluence で新しいページを公開するアクションが追加されました おすすめ
- 4 要約ビューに絞り込み機能を追加
- 5 Rovo コネクタ一括接続
- 6 アトラシアン自動化の遅延アクションに新しいオプションを追加
- 7 Jira 自動化の新しい Workato アクション
- 8 作業項目の意図しない削除を防止 注意
- 9 ベータ: Atlassian Intelligence を使って JQL のエラーを修正する ベータ版 おすすめ
- 10 ベータ: Microsoft TeamsでAtlassian Intelligence を使って作業項目を作成 ベータ版 おすすめ
自動化のスマート値のヘルプパネルで高度な書式設定が利用可能に おすすめ
アトラシアン自動化のスマート値のヘルプパネルに新しいセクション「高度な書式設定」が導入され、データ入力用の関数やメソッドが含まれています。
【使用方法】
Jira で自動化のルールビルダーを開きます。
ルールのトリガーを選択します。
[メールを送信]など、テキストを追加できるアクションを選択します。
{ } アイコンがコンポーネントのテキストボックスの右側に表示されます。
このアイコンを選択してスマート値のヘルプパネルを開きます。
[高度な書式設定]タブを選択します。
各カテゴリを参照して、さまざまな書式設定のオプションを確認します。
カテゴリを選択すると、フォーマット化で利用できる関数とメソッドの一覧が表示されます。
それぞれの関数とメソッドには説明と出力例があるため、機能を確認できます。ご利用のルールで使いたい関数またはメソッドをコピーし、関連するテキストボックスにペーストします。それぞれが想定通りに機能するために、関連するデータを必ず追加してください。
ルールの編集と検証が完了したら、下書きとして保存するか有効化できます。
最大10,000件の課題を CSV にエクスポート おすすめ
一度に最大 10,000件の課題を CSV にエクスポートできるようになり、より高度なデータ分析やレポート作成が可能になりました。従来の 1,000件の制限が大幅に拡張されています。
多数のフィールドを含む課題を大量にエクスポートすると、時間がかかる場合があります。よりスムーズなエクスペリエンスのため、エクスポートの前に以下のベストプラクティスを行うことをおすすめします。
【エクスポート時のベストプラクティス】
JQL クエリの最適化
不要な課題を除外し、必要なデータだけを抽出
例:
project = "PROJ" AND status = "Done" AND updated >= -30d
特定のフィールドを選択
エクスポート対象のフィールドを絞ることで、処理速度とファイルの可読性が向上
Jira の検索ビューで「列の管理」からフィールドを選択可能
すべてのフィールドのエクスポートを避ける
全フィールドを含めると、ファイルサイズが大きくなり、処理が遅くなる可能性があります。
Jira Automation に Confluence で新しいページを公開するアクションが追加されました おすすめ
※ Confluence 連携
Jira Automation に、Confluence Automation の「新しいページを公開」アクションの機能を反映した「Confluence に新しいページを公開」アクションが追加されました。
以前の「Confluence にページを作成」アクションに代わるもので、機能が強化されています。
この新しいアクションにより、次のことが可能になります。
ルール内からページコンテンツを構成する
より多様なテンプレートから選択
作成したページとは別のスペースからテンプレートを選択
このアクションは、Jira Automation を利用するすべてのお客様にご利用いただけます。
古いアクションを使用している既存のルールは引き続き実行されますが、新しいアクションへの切り替えをお勧めします。切り替えるには、ルールビルダーでこれらのルールのいずれかを開き、古いアクションを削除して「新しいページを公開」アクションを追加してください。切り替えを行わない場合でも、将来的にすべてのルールが新しいアクションに自動的に更新されます。
要約ビューに絞り込み機能を追加
要約ビューにフィルターを追加し、ユーザーがビューをカスタマイズして最も関連性の高い情報を表示できるようにしました。次のフィルター条件を使用できます。
日付範囲 (作業項目の更新日、作成日、期限)
担当者
作業タイプ
ステータス
親
優先度
【要約ビューで絞り込み機能を使用する手順】
Jira プロジェクトに移動します。
[要約]を選択します。
[フィルター]を選択します。
フィルターを1つ選択します。
Rovo コネクタ一括接続
Rovo ユーザーが利用できるすべてのコネクタを簡単に確認して接続できるようになり、検索を最大限に活用できるようになりました。
開始するには、クイック検索の上部にある接続バナーを選択して、利用可能なすべてのRovo コネクタを表示して接続します。
アトラシアン自動化の遅延アクションに新しいオプションを追加
自動化ルールの遅延アクションに新しいオプションを追加しました。今後はルールに遅延アクションを追加する際に、ルールの実行前に発生させたい遅延の正確な長さ(例:5秒)を指定するか、遅延として発生させるランダムな時間(例:3から10秒)を選択できます。これまでは特定の遅延期間を選択することしかできませんでした。ランダム化されたオプションを使用することで、ルールの実行タイミングや実行方法をさらに柔軟に選択できるようになります。
Jira 自動化の新しい Workato アクション
Jira は、Workato との新しい統合により、自動化ルールから Workato レシピを直接トリガーできるようになりました。これにより、Jira の自動化ルール内で Workato レシピをトリガーし、外部アプリと連携したアクションを実行したり、Workato のレスポンスデータをスマート値で取得し、後続のアクションに活用できます。
作業項目の意図しない削除を防止 注意
※ Premium プラン以上の限定機能です
意図しない削除を防ぐため、ユーザーが作業項目を削除する際の手順を変更します。
作業項目を削除しようとすると、アーカイブまたは削除のいずれかを選択する画面が表示されます。
削除する場合は、「削除」と入力した後に[削除]を選択してください。
「削除」と入力しないと、[削除]ボタンが押せないため、ご注意ください。
サブタスクは本機能の対象外であり、従来通りの削除方法のみが利用可能です。
アーカイブもできないため削除時はご注意ください。
ベータ: Atlassian Intelligence を使って JQL のエラーを修正する ベータ版 おすすめ
※ Premium プラン以上の限定機能です。
Atlassian Intelligence (AI) を利用して、構文や入力ミスなどの JQL クエリでよく見られるエラーを修正できます。
AI によるクエリ修正により、エラーのないクエリを作成できます。
【操作手順】
JQL フィールドに JQL クエリを入力します。
Enter キーを押すか[検索]を選択してクエリを実行します。
クエリにエラーがある場合は、JQL エディターの下に表示されます。[エラーの修正(Fix error)]を選択します。
検出された JQL エラーに基づいて AI が JQL クエリを修正し、エラーのないクエリを生成します。[承認(Accept)]を選択して、AI によって修正されたクエリに差し替えます。
それを使用して課題を検索します。
メリット
効率向上
AI が自動的にエラーを検出し修正するため、手動での修正作業が不要になります。
これにより、時間を節約し、業務の効率が向上します。
精度の向上
AI が正確なクエリを生成することで、検索結果の精度が向上します。
これにより、必要な情報を迅速かつ正確に取得できます。
ユーザーの負担軽減
クエリの構文エラーや入力ミスを AI が修正するため、ユーザーは複雑なクエリの作成に悩むことなく、簡単に課題を検索できます。
ベータ: Microsoft TeamsでAtlassian Intelligence を使って作業項目を作成 ベータ版 おすすめ
※ Premium プラン以上の限定機能です。
Atlassian Intelligence (AI) を使用して、Microsoft Teams のチャットから Jira の作業項目を直接作成できるようになりました。AI は会話のコンテキスト情報に基づいて関連する詳細を含む要約と説明を自動生成するため、ユーザーは作業項目を迅速かつ効率的に作成できます。
Teams で AI を使って Jira 作業項目を作成するには、次の手順を実行します。
Jira Cloudをチーム、チャンネル、またはミーティングチャットに追加します。
チャットのメッセージで[More options](···) >[Create issue in Jira]を選択します。
プロジェクトと作業タイプを選択し、[Use Atlassian Intelligence to generate the summary and description]を選択します。
任意のフィールドに追加で入力して[Create]を選択します。
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